スポンサードリンク

上海隠遁ビート!!! >  小説風 >  力いっぱい生きた姉

力いっぱい生きた姉

8つ年上の姉は僕の自慢だった。

学校の成績は主席の座を譲ったことがなく、174センチすらりとしたスタイルで高校時代は走り高跳びではインターハイ全国3位、抜けるような白い肌を持つ町では評判の美人だった。
SANY3058.JPG
東京の有名国立女子大学3回生時に発病した不治の病に自分の身体が日々侵されてゆくのが耐えられなかったのであろうか、そんな姉が湖に身を投げたのはほんの3日前。

今日は姉の亡骸が、彼女が愛してやまなかったふるさとに帰りしめやかに通夜が営まれていた。姉の死顔は元気であった当時と同じように美しく、僕には彼女が永遠に家族のもとを離れていった実感が持てなかった。

しばらくして男が大声で泣きながら姉の眠る我が家に入ってきた。「俺のせいだぁ!俺がもっと一緒にいてあげることができたら・・・」姉の生前の交際相手だろうか、悲痛な叫びをあげている。

「今日この人で4人目やね・・・」と母は一筋の涙を流しながらつぶやいた。

姉は死の直前までタフで完全だった。

スポンサードリンク

413
11860

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hanpeita.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/16

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

         

小説風

関連エントリー

真珠湾攻撃から67年目の上海で 露出の悦楽 一宮海岸 悪い癖 当たり屋 特殊能力者密度の異常値 新歓コンパ 園子がやせた日 力いっぱい生きた姉 ヨーロピアンドライビング(デンマーク) エロ小説風 「夏美」