エロ小説風 「夏美」
しばらくすると駆られるように、どちらからともなくキスを始める。舌を深くからめむさぼるように相手を求める。おれは夏美のTシャツの中の手のひらサイズの乳房をわしづかみにしてもみしだく。彼女の体が仰け反る。弓なりになった腹部をなぞりさらに下のほうに手を伸ばす、幅の広い短パンのゴムをかいくぐり、次に下着の薄い生地の下に手を這わせる。うっすらと生えた林の奥は男を迎え入れるためにもう充分な水分を湛えている。数秒間谷間を愛撫する、セックスの本当の快感を知り始めた24歳の体は中央の突起に触れるたびにビクッと痙攣をする。そして、うつむいたように頭を俺の胸に押し付け消え入るような声で言うのだ。"Don't touch me…"。

俺達は日本人同士なのに、出会ってからずっと英語で話している。
夏美に初めて会ったのは俺が住んでいたラッシュカッターズベイのフラットでのパーティだった。そのフラットは当時俺が働いていた店の従業員の寮になっていたのだが、スタッフの一人が日本に帰国するということで店のメンバーとその他の友達が十数人集まってパーティを開いたのだ。
充分に場も温まった頃、遅れてきた仲間の1人が夏美を連れて部屋に入って来たその時、その場にいた男どもは息を飲んだ。"ゴクリ"という音が聞こえそうなほど、一瞬静まりかえった。美しいというタイプではないが、ぱっちりした目と少し低い鼻はバランスよく配置され、育ちのよさを感じさせる笑顔がとてもかわいかった。その場にいた店の女性従業員とははるか別世界の生き物に思えた。
この娘はアルコールが入ると気分がハイになるのか魅力的な笑顔でニコニコしながら話しつづけていた。そしてそれはなぜか全部英語だった。従業員のなかでも英語に自信のあった俺は彼女に応戦するような形で英語で会話をした。それ以来、俺達は電話をする時や酒が入ったときは英語で会話をするようになったのだ。
"Don't touch me…"。日本に残してきた彼に後ろめたさを感じるのか、彼女はそう言って、必死に流されそうになる気持ちにストップをかける。俺はそこで手を止め、彼女の下着と短パンを直した後、"ポン"と軽く彼女のおなかをたたいてあげるのだ。そうすると彼女はまたあの笑顔でおれに笑いかける。
そんなやり取りが数回つづいた後、ついに二人ともがまんの限界が来た。俺は仰向けに寝る彼女の腹の上に馬乗りになり、自分の背中の後ろに回した両手を彼女の短パンに手を掛け一気に剥ぎ取った。彼女は覚悟を決めたような表情で俺を正面から見つめ、軽く頷いた。戸惑い気味に閉じた足を広げ、おれは先の方から少しずつ、赤くほてった彼女の肉壺にねじ込んだ。最初は痛みにゆがんでいた彼女の表情がしだいに快感を帯びたものに代わっていく、それと同時に彼女は自分もっとも敏感な部分にうまく触れるように腰を動かしはじめる。"あれっ?"異常に気付いた俺は動きを止め、彼女の頭をなでながら言った,
"I think this time I am very fast.",彼女はまた正面を見据えて言った。"It's OK."
再び動き初めてまもなく、俺は白濁の液を彼女の腹部にぶちまけた。
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