官僚のホンね
「なぜ、天下りが必要だって?」
またか、本当にため息がでるよ。キャリア官僚と言うのは20~30代のときの給料がすごく安いんだ。その上、午前様は当たり前の激務をこなしている。”天下り”と言うのは、そういう若い時代の労働の補填なんだよね。
「激務なのは民間も同じだ。なぜ、官僚だけが激務をこなしていると声高に言えるのか?」
おいおい、ちょっと待ってくれ。僕達は子供の時から成績優秀で、日本でも屈指の大学を卒業するほど頭がいいんだ。同じ時間をかけてもその僕達がこなすのと君達平凡な人間ができる仕事量が全然違うんだよ。簡単に”同じ激務”なんて言わないで欲しいなあ、まったく。

「民間の会社員の生涯賃金が2億5千万ぐらいなのに、キャリア官僚は天下りを重ねてその度に退職金をもらうから合計で5億ぐらいになる。それがおかしい?」
はぁ?何を言ってるのか。きょうびプロ野球の選手でも、数年で5億ぐらい稼ぐ人はごろごろいるんだよ?国でも有数の頭脳をもった僕らが生涯にたった5億ぐらいもらって何が悪いの?2億5千万?だからぁ、平凡な君達大衆と比べるなって言ってんだよ。
大体、そんなら君もキャリア官僚になればいいんだ。なれるもんならね。官僚が”天下り”を繰り返して、一般サラリーマンの倍の収入を得られることなんて、ちょっと調べればわかる事実さ。それを今まで知らなかったなんてあんたの怠慢だし、知っていた僕らがキャリアを目指して努力していたわけだ。それをいまさら”おかしい”だなんて、冗談じゃないよ。
でも、そんな正論説いたって、僕達は少数派だから反感買うだけなんだよね。”天下り”を失くして僕らの給料上げたら上げたで、どうせ官僚の給料は高すぎると騒ぐんだ。そこにあるのは”公僕のくせに”とか”利益を生まないのに”とか言う嫉妬だけ。だからこそこそ特殊法人とかの抽金システムを作ってやっていくしかないんだよ、一気に大衆を刺激しないようにね。
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