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中国あれこれ

中国人は最初から自分がつぶれるぐらいだったら他人を騙したり陥れるというような覚悟でビジネスをやっている。儲かるときは一緒に儲け、損するときは一緒に損をしようといわゆる「ともに泣き、ともに笑おう」と言うメンタリティを持っている日本人とは根本的に立ち位置が違うのだ。また、「人を騙す」と言う基準も中国人と日本人では同じではない。日本人が「中国人に騙された、裏切られた」と言っている場合の多くのケースは中国人側ではそこまでのことではなく、却って「常識の範囲内のことをしているのに、なぜそういうひどい言われようになるのかわからない」と本気で困惑することになる。

日本ではえげつないと言われるような行為でも、中国では常識の範囲内であり、もしそれをされるのが嫌であれば自らの責任において回避策を講じなければならないのである。つまり、「喧嘩は男らしく素手でするものだ」という常識をもった人と「喧嘩にルールなんかない、石でも棒切れでも使ってでも勝てばいいんだ」という環境で育った人が喧嘩をするようなものである。負けたくなければ、”素手派”の方も「相手は喧嘩に道具を使ってもいいと思っているかもしれない」と言うことを察知し、もしそうだった場合でも負けないような準備をしてから喧嘩を始めなければならないということなのである。

外交というのは「武器を使わない戦争」である。外交を行う際には常に「自国の国益を最優先する」という基本的な動機がなければならない。共通の目標のために他国と譲り合って協調歩調を取るにしても、その最後においては相手国よりも自国と自国の国民がより多くの利益を享受すると言う結果にならなければ成功した外交とはいえない。これはビジネスにおいても同じである。「昨日の友は今日の敵」という厳しい姿勢で社益を考えるのが必要である。

昨日、昆明でバスが2台時限爆弾で爆破された。今月は上海で以前に警察で不当な尋問を受けた男が警察署に押し入り6人の警官を刺殺した、先月は貴州省で15歳少女の不可解な死をきっかけに4万人もの人が当地の警察に怒りの矛先を向けた暴動が起こった。4月に起こったチベット暴動(蜂起)とそれにつづく世界各地でのチベット開放を叫ぶ人たちが北京オリンピックの聖火リレーをつぎつぎと襲ったことはことは今更取り上げるまでもない。さらによくよく調べてみると6月中だけで、10000人規模の大暴動が4件、5000人~10000人ぐらいの中規模な暴動では60件ぐらい起こっているらしい。日本では”暴動”などめったに起こらないので現実感はないが、のべ40万人とか50万人とかの人の不満が爆発していることになる、それもたった一ヶ月で。たいへんな数だ。対外的なプレゼンスを増すことにはすこぶる成功している中国もいつ内部からほころぶか・・・、大変だなぁ。かつて、こんな国内状況でオリンピックをやった国ってあるのだろうか?

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