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学歴ブギ!

先日広州にある友人の会社を訪れたときのことである。この会社の社長である友人のTが、最近入ったアルバイトのY君をおいらに紹介するときに、「Yさんは関西学院大学を出ているんだよ」と言ったところ、当のY君はすぐさま「いえ、関西大学です」と正した。関東出身のおいらも”関関同立”(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)が関西地域でレベルが高い私立大学のグループであるという認識はあったので、不用意に「いずれにしても(関関同立の中の大学なので)すごいじゃないですか」と言ったところ、当のYくんが「いや関大と関西学院はライバルなんでいろいろあるんですよ。お互いに”おまえらには負けないよ”みたいな・・・」とおもしろくなさそうに言ったのだった。
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誤解を防ぐために言っておくと、Yくんはどちらかというと物わかりのよい学者肌の若者と言う感じで、上記のセリフも穏やかに発せられたのだが、Tもおいらも関西大学出身者には言ってはいけないことを言ってしまったという一種の軽い責めを負った気持ちになってしまった。どうやら関西大学と関西学院大学出身者にとって、両大学の名前を取り違えたり、どちらかをより高く評価したりもしくは同じぐらいに並び称することさえもタブーであるようなのだ。

翻って、最近”マーチ(MARCH)”という呼び方をよく聞くようになった。”マーチ(MARCH)”とは明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学という、関東地方で早慶に続く”一流半”大学のグループらしい。ちなみにおいらは明治大学出身なので、この呼び方には少々忸怩たるものがある。この”MARCH”と言う言葉が出てくる以前は、”東京六大学”(東京大学、早稲田大学、慶応義塾大学、明治大学、立教大学、法政大学)というグループが有名であり、明大出身としては”東京六大学”のグループでくくられるほうが快適だ。この点に関しては、立教も法政も同じなのではないだろうか、だいたい「六大学、六大学」という名前を連呼するのはこの3大学出身者がほとんどで、東大や早慶の出身者はめったに”六大学”と言う言葉を使って自分の出身大学を語ることはない。

さらに上では”東京六大学”(東京大学、早稲田大学、慶応義塾大学、明治大学、立教大学、法政大学)という書き方をしたが、仮にこの文章が立大出身者によって書かれたものなら立教大学の名前が明治大学の前にくるであろう。法政大学OBが書いたものなら最後の3つの順番を立教、法政、明治の順番にするかもしれない。こんな順序で書かれている新聞や雑誌の記事を明大出身者が見ようものなら、普段は「学歴なんか関係ないよ」みたいなことを言っていても、その日一日ぐらいはなんとなく気分が悪くなるものだ。逆にインターネットの検索エンジンの検索結果で”明治大学”と言うキーワードの検索頻度が上位にあるとなんとなくハッピーだ。

大学卒業後20年近くたった今でもこんなくだらないことに引っかかるのは、やはり学歴偏重社会の弊害なのであろうか?

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