おもしろくない体操競技
おもしろくない体操競技。
一時期、跳馬を片手だけを使って飛んだり、鉄棒の離れ業を片手だけで演じたりすることが流行ったときがあった。あの時の体操は面白くなかったな。もちろん両手を使うより片手でいろいろな技をやるほうが難しいので高得点は出るが、技の内容は両手ではもうやらなくなった時代遅れの技や難易度の低い技ばかり。これでは見ているほうはつまらない。両手を使ってでもダイナミックな技が見たいものなのだ。
翻って、今回の北京オリンピックでの男子あん馬の技は見ごたえがあった。体操競技はしばらく見ない間に格段の進歩を遂げる。一昔前の演技と比べると雲泥の差だ。最近のトレンドは閉脚の旋回を駆使して馬端から馬端まで一気に高度な移動をしたり、下向き全転向連続と呼ばれる技のアレンジで派手さはないが体操をかじった人なら思わずうなるような演技が目白押しだ。しかし、これらの演技は素人にはあまり受けがよくない。それよりも一昔前に流行ったトーマス旋回を駆使した演技のほうが、体操競技をやったことがない一般の観衆にはうける。確かに大開脚でダイナミックな演技のほうがインパクトが強く、見栄えがするので無理もないが本当に難しいのはしっかりとした閉脚の旋回でこなす技に多いのだ。
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