崖を見上げる
今日、夢を見た。俺は深い谷の底にいた。対面の岩山では大雨の後なのか、おびただしい量の水が滝のように落ちていた。その水は見たこともないようなものすごい量で、自分のいる位置からその岩山までは相当の距離があるにもかかわらず命の危険を感じるほどであった。俺は体を横たえた。見上げた頭上には何千メートルもあろうかと言う様な岩の壁だった。ずっと霧雨のようなものが降っており、俺の体濡らしていたので周りを見回すと、何人かの仲間が水を避けられるような場所で寝ていたので、俺はそっちのほうへ言った。
昔、よく見た夢で自分が崖または、高所にある人工物の上で身動きがとれず立ち往生すると言うものがあった。最近、見なくなったと思っていたら、昨日は奈落の底にいた。俺も落ちるところまで落ちたと言うことだろうか?
高所で立ち往生する夢はO田さんに話したことがある。O田さんは自身も夢にかかわる予知や暗示に興味があるようで、1ヶ月か2ヶ月に1度、一緒にメシを食うときには必ずと言っていいほど。「あの夢、最近見ますか?」と訊いて来る。今度会うときに、「崖の底にいましたよ」と言ったら何と言うだろうか?
水に関する夢もよく見る。以前よく見たのは津波の夢だ、しかしいつもなぜか自分が巻き込まれることはない。洪水の夢もたまに見る、つい最近見た夢では俺の地元に近い木更津の小さな川が氾濫していた。俺は人家の屋根の上でそれを見ていた。ニュースなどで見る洪水の水は黄土色に濁っているが、その夢であふれていた水はとても碧く澄んでいた。
遠い昔には、飛行機が墜落するところを地上で見ているという夢をよく見た。これは本当に多くて、夢を見ながら「今回は本物だ!」と思ったものだ。その後は慣れたのか、ある時期には夢を見ながらも、「またこの夢か」と思っていたものだ。ところが最近、久しぶりにこの夢も見た。2機の旅客機が空中に並んで静止していた。俺は地上からそれを見上げていた。昔、羽田空港近くの京浜島か城南島から見たような至近距離から見る大きな旅客機の姿だ。そのうちその2機は衝突して、地上に落下していった。
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